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書籍レビュー

『超効率勉強法 ~最短の時間で最大の成果を手に入れる~』DaiGo著 【書籍レビューPart.1】

投稿日:2020年3月23日 更新日:

今回はメンタリストDaiGoさんが書かれた『超効率勉強法』の書籍レビューを3回に分けて行います!

本日はPart.1です!

本書を読んで私が気になった勉強法を幾つかピックアップして紹介するとともに、それらを踏まえた考察を記していきます。

本書は、現在の教育界に伝承される昔ながらの勉強法を見直す機会になり、科学的裏付けに基づいた「正しい勉強テクニック」を紹介してくれています。
受験勉強や社会人として勉強に励まれている方にはとっておきの一冊ですので、ぜひ拝読して欲しいです!

Contents
1.物事をチャンク化しよう!
2.勉強後は何も考えず、リラックスしろ!
3.運動で記憶を定着化!

本書が強調しているのは「アクティブラーニング」です。受動的な学習ではなく、人に教えるつもりで勉強をしたり、学んだ内容を使って独り言を言ってみたりすることで、自分が主体的に学んでいる!という感覚を持つことができ、より効率的に勉強することができるというのです。



1.物事をチャンク化しよう!
本書で紹介されているチャンク化とは、バラバラの情報を何らかの法則に基づいてグループにまとめ、頭に残りやすくした状態のことです。
※「チャンク」は英字で「chunk」であり、「かたまり」と言う意味があります。実際、DaiGoさんは講演会において3時間ぶっ通しで話すづけることも苦ではないそうです。そしてそんなときに役立つのがこのチャンク化だというのです。例えば電話番号で言うと、XXXXXXXXXXXという文字の羅列を見たときに、あえてXXXーXXXXーXXXXと区切ってあげることで頭に残りやすくなりますよね。
それと同じで、覚えておきたいこともグループ化しよう!ということです。
例えば家計で言うと、上記のようにいろいろな情報を細分的に可視化することによってより鮮明に一つ一つの事柄を整理できます。
そしてそうすることで位置関係や情報量が精査でき、自分の頭に記憶として定着しやすくなるのです。分類を行う際のルールは自分好みで構わないので、自分なりにわかりやすい表にまとめてみましょう!

受験勉強でも、北条家と足利氏の時代変遷を可視化したいときに、将軍ごとに分類し、その間々で出来事を記していく方法は有名ですよね。
今では市販でわかりやすく分類してあるものがあるので、それを利活用するのも一つの手段です。

そして、チャンク化の際にやっておくとより良いことが以下の3つです。

情報の優先度を1~10で記録する → バラバラの情報を1つの”重要度“と言うカテゴリーにまとめられる
②複数の解法をセットで覚える → 対応力が身につく
類似性した事柄を1つのオリジナルチャンクにまとめる → 自分だけのチャンクが生まれる

これらを行うと、より効果的に学習の効果を体験することができるでしょう。

意外と文字列だけで頭に定着させようとする人がいますが、可視化してイラストを書いたりすると一層覚えやすくなりますし、手を動かすので勉強が主体的になってよりアクティブになりますので、ぜひ!


 

2.勉強後は何も考ず、リラックスしろ!

本書では「成績の良い人は勉強後に頭を使わない」といったような言葉が書かれています。

え?ドンドン勉強して頭に知識を詰め込んだ方が良いんじゃないの?と思う方がおられるかもしれません。
例えば、英語の勉強をした後すぐに社会に移ったり、はたまたSNSをチェックしたり。

でもそうではないのです。その答えは、私たちの脳の仕組みに隠されています。

私たちの脳は2つのモードを使いつつ情報を処理しています。
集中モード ··· 1つの情報だけに意識が向かい、必死で知識を取り込もうとする状態
緩和モード ··· 脳がリラックスし、頭の中にある複数の情報を結びつけようとする状態

実は、学習の効果を発揮するには両方のモードをうまく使い分けることが大切なのです!

集中モードで詰め込んだ点の情報に加え、緩和モードをうまく取り入れることで、その点が線になるのです。

私も普段、ランニングをしていますが、やたらとランニング中にアイデアが何度も浮かんできてiPhoneのメモに記録することが多いのはこのせいかもしれません。
無心の状態で頭を真っ白にしながらランニングをしていることで、脳は緩和モードに入り、学んだ情報と情報をつなぎ合わせているのです。

皆さんもありませんか?何かを学んだ後、リラックスすると無意識のうちに妄想が膨らみ始め「あれ?日清戦争の結果は〜だよね。ということは日露戦争までの間に〜と言う考え方に日本がチェンジしたんだ」とか。

脳の緩和モード、すなわちリラックス状態は情報と情報をつなぐ役目を果たすので、一問一答形式の問題を解くときのみならず、論述形式や自分の意見を述べる形式に持ってこいの機能なのです。

では、どうすれば緩和モードを最大限利用できるのでしょうか?  私が特に気に入った方法を以下にまとめます。

昼寝をする
10分~20分の昼寝 ··· 認知機能の向上に役立ち、集中力や生産性がアップする
30分の昼寝 ··· 浅い眠りの状態に入り、疲労回復などにも効果的面
40~60分の昼寝 ··· 未だデータが確立されていないが、全身がリフレッシュして、いったん下がった脳機能が元の状態に戻る。
近年は昼寝の有用性が多くの場所で語られています。Googleなどの大企業も昼寝(パワーナップ)を推奨していることで有名です。

ウェイクフルレスト
昼寝をしろ!と言われてもそう簡単に眠りに落ちることはできませんよね。
でも、目を閉じただけでも効果は十分に発揮されるのです。

いわば、何もせず、ボーッとしてください。

ある実験では、短編小説を2本ずつ読んだ後、(1)ウェイクフルレストを採用 (2)本の内容と関係のないゲームで遊ぶ、という2種類に被験者を分けました。
ウェイクフルレストの方の被験者は10分間目をつぶるよう指示され、その後ストーリーを詳細に教えてくださいと言う質問をされましたが、やはりウェイクフルレストを行なっていないグループより記憶の定着率が10%も高い傾向にあったのです。ゲームで遊んだ人たちは、ゲームの処理に脳の機能が使われ、記憶の定着や整理に十分なパワーを発揮することができなかったのです。
一見10%と言えば少ないように感じるかもしれませんが、長期的に見ると非常に大きな記憶量の差が生まれていることにお気づきでしょうか。

学習後は、積極的に休みにいきましょう!戦略的レストを!

インターリービング・スリープ
 インターリービング・スリープに関しては本書で語られる次の手順を踏んでください。
(Step1)勉強は中途半端なところで止めて寝る
(Step2)起きたら前日止めたところから続きを勉強する

大切なのは(Step.1)です。まだ解いていない問題や、疑問に思った部分をあえて残すことで、脳が緩和モードに入ったときに「あれ?あの問題ってどうやって解くんだっけ?」「こう言う風にするのかも。。。」と脳が処理を始めるのです。
フランスのリヨン大学の研究報告によれば、インターリービング・スリープを使用した学生は、普通に勉強した学生に比べて単語テストの成績が2倍も良くなっていたのです。

逆に、脳は切りの良いところでやめてしまうと「あ〜今日の勉強は終わった!」「完全に終了!」と動きを止め、情報処理を無意識のうちに怠け始めてしまうのです。

「頑張りまくること」が美学になりがちな日本の代々の風潮は仕方ありませんが、実用性を考えたときにときに果たしてその戦法が正しいのかは、一度疑ってみるべきでしょう。

就寝前にToDoリストを作る
ベイラー大学が効果を表明したテクニックですが、次の日にやるべき勉強を就寝前に5分程度書き出した学生は、普段より勉強内容を思い出しやすくなり、眠りに着くまでの時間が平均で9分ほど早くなっていたのです。

翌日のタスクを書き出して不安要素を外面に出すことにより、安心感が生まれ、記憶に大切な睡眠をしっかりと確保することができるようになるのです。

本書は科学的エビデンスが豊富に掲載されているので説得力が格段に高く、今すぐ実行できる具体的なメソッドが散りばめられているので、巷の精神論だけで押し切るような書籍とは訳が違います!

 


 

3.運動で記憶を定着化!

エクササイズには、脳内の血の巡りを向上させ、全身に栄養を行き届かせることで凝り固まった頭をほぐす役割があるとのこと。
学習効率を高めるためには、毎日運動を5分程度行うだけでも良いのです。

私もスポーツをしていますが、やはりスポーツを行った日は体調も良く、精神的活力に満ちてきます。
エクササイズは脳の働きを強めると書かれていますが、私も運動をしている期間が長い時ほど勉強でも良い結果が現れていたので、その現れかもしれません。

勉強の前後に運動を取り入れることで一層と学習効率がアップするので、スポーツや運動を積極的に生活に取り入れることで、様々な場面での効果が期待できます

痩せてきれいになりますし、精神的にも安定し、勉強も捗るので、やらない理由はありません。
iPS細胞で有名な山中教授も毎日ランニングされていることで有名です。FacebookのCEOであるマークザッカーバーグも毎日早く起きて走ってます。

1日の初めを運動で開始することで、爽やかな日々が送れるのではないかと思っています。

本日は3つの勉強法を簡易的に考察してみました。
本書の魅力は「具体性」と「即効性」なので、ぜひ皆さんも試してみてください。

今日このブログを読んで本書を拝読したいと感じた方はぜひ手に取ってみることをお勧めします。ここでは書ききれない魅力が山盛りなので!

気になる方は、後日紹介する本書のレビューPart.2もぜひご覧ください!

さらば!

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