『超効率勉強法 ~最短の時間で最大の成果を手に入れる~』DaiGo著 【書籍レビューPart.2】

今回はメンタリストDaiGoさんが書かれた『超効率勉強法』の書籍レビューを3回に分けて行います!

本日はPart.2です!
まだPart.1を読んでいないと言う方はぜひご覧になってから今回の記事を拝読されると、役に立つ勉強法を一層と網羅できると思います。↓↓↓
https://t.co/cY3r2KiJli?amp=1

本書を読んで私が気になった勉強法を幾つかピックアップして紹介するとともに、それらを踏まえた考察を記していきます。

本書は、現在の教育界に伝承される昔ながらの勉強法を見直す機会になり、科学的裏付けに基づいた「正しい勉強テクニック」を紹介してくれています。
受験勉強や社会人として勉強に励まれている方にはとっておきの一冊ですので、ぜひ拝読して欲しいです!

Contents
1.自分のクロノタイプ(体内時計)を知ろう!
2.独り言・音読で学習効果を高める!
3.苦手意識を払拭しよう!

本書が強調しているのは「アクティブラーニング」です。受動的な学習ではなく、人に教えるつもりで勉強をしたり、学んだ内容を使って独り言を言ってみたりすることで、自分が主体的に学んでいる!という感覚を持つことができ、より効率的に勉強することができるというのです。


 

1.自分のクロノタイプ(体内時計)をしろう!

クロノタイプ(体内時計) ··· 人それぞれが生まれつきに持ち合わせている体内時計。朝型や夜型関係の話もその一種。50%が遺伝で決まっており、後天的に修正するのはほぼ不可能。

本書によると…

自分がどのようなクロノタイプの分類に属するかを選定することによって、学習効率が最大化できる時間帯が決まるのです!

社会的な環境に自ら適合し、自身のクロノタイプに合わない時間帯に作業してしまうことで、パフォーマンスが大幅に低下することを「ソーシャル時差ボケ」と言います。

実際2018年にイリノイ大学が約1万5000人の学生を集めて行った実験でも、自分のクロノタイプと授業時間がマッチしていない学生は格段と成績が悪かったことが示唆されています。

アメリカ睡眠医学会のマイケル・ブレウス博士の研究をもとに午前型と午後方を分化させると以下のようになります。

午前型 : 10:00~14:00
午後型 : 16:00~22:00

これらの時間内に勉強を集中的に行うことが好ましいようです。
このどちらかの時間帯に脳が「情報取得モード」に突入すると言われており、数日自分で計測してみれば、その適正判断が容易になると言うのです。

しかしながら、大半の人は朝の4:00~7:00の間、人々の学習能力は同時間内に低下するので、この時間はあまり勉強には適していないと語られています。

加えて、Part.1の記事でも紹介した「脳の緩和モード」についても、脳が緩和モードになりやすい時間帯があると言い、それは21:00~23:00だそうです。

その時間に論理的思考や集中力を要する作業を行うのは好ましくありません。緩和モードは徹底的に休みましょう!

これらを踏まえて、筆者miyabiは完全に夜型で、受験勉強をしていた際も、夜中の3時ごろまで行っていたことがあります。
しかしながら、無理をして朝早起きしたところで勉強が捗らないことは自分の中で火をみるよりも明らかだったので、結局はそれで良かったと思っています。

この学習法をさらに発展させて考えた場合、これはスポーツにも関係するのでは?と思ったりします。
集団競技ならまだしも、特に個人競技に関しては、かの有名な為末大さんの現役時代のように自分で時間(トレーニング)管理を行うことが可能だと思います。
そんなときに、クロノタイプのような考え方を知っているのと知っていないのでは、結果に大きな差が生じるのではないかと憶測しております。

私は、目標の達成において一番大切なのは準備、いわゆる努力であり、結果は努力の上にしかついてこないと考えています。
なので、日々自分の目標に直結することを学び、体験しながらも、生理的に適応する暮らし方を模索してみるのも良いことだと思います。


 

2.独り言で学習効果を高める!

本書によると…
独り言勉強法に効果が見られるのは、思考を即時的に声に出すことで「自己参照効果」が期待できるからなのです。

自己参照効果とは、何事も自分の身近なことに絡めて学んだ方が記憶定着率が高くなることです。

筆者的にも、学習の際に学んだことをアウトプットしたいが為に、独り言にふけるというのはすごく良い効果が期待できると思います。

本書にも類似した内容が記されているのですが、紙面の内容を自分の声に出して考えながら整理することで、いかにもその紙面上の事象が自分ごとであるかのように感じてくるのです。
それにより、複雑な概念を日常的な物事に置き換えてみたり、Part.1でも紹介したチャンク化のようなことが行い易くなるのです。

そして「独り言を言う人は集中力が高い」とも本書に記載されています。

確かに考えてみれば、独り言でしっかり具体的に学んだことをアウトプットするには、その事柄を確実に理解していないとできないし、確実に理解しようとするからこそ集中力の向上が見られるのではないかと思います。

加えて音読の重要性も本書では語られています。
どんな学習も、コミュニケーション要素を絡ませた方が効果は高まるのだとか。

音読の利点は以下の3つ。

①運動機能をより多く使うため、学習がよりアクティブなものになる
②声に出す際はテキストをしっかり読まなければならず、単に目で内容を追うよりも深い学習が可能になる
③音読には「自己参照効果」があり、記憶の定着が高まる。

独り言と重複する部分もありますが、脳が活性化するにはやはり声に出したり手を動かしたりすることが大切になってくるのです。
それ以外にも五感を使った「マルチモーダル勉強法」なども本書では紹介されていて、勉強をより実り多いものに変えるには”身体動作との関係性”がより重要になってくるのです。


 

3.苦手意識を払拭しよう!

本書で紹介されている面白い研究結果があります。

教育学の世界においては古くから、女性の方が数学の成績が悪いという報告がありました。
小学校低学年時点での男女の技能差はあまり大きくないにも関わらず、学年が上がるにつれて差が開いていくというもの。

しかし、ニューヨーク大学の研究によってこの新たな原因が公表されました。

それは「女性は数学が苦手な生き物だ」と偏見を持つ教師に教わった女子生徒ほど、顕在的に数学の成績が落ち込んでいたというものです。

違う大学の研究では逆に「自分は数学が得意だ」と思っている生徒は、実際の数学力が低かったとしても、粘り強く問題に取り組む傾向が確認されたのです。

筆者としては、言霊とは言い得て妙なのかも知れませんが、言語の持つ力を侮らず、そのたった一言の影響が自分の生活に与えている正負を見極めた方が良いと思います。

軽々しく愚痴を零す人、逆に毎日ハッピーな言葉を連発している人、そのような日々の言葉が人を動かすことは研究により明らかにされているのです。

筆者は勉強力(学習を粘る強く続けること)の根底に潜むのは精神だと思っていますので、その精神的背景を無視するのは好ましく思っていません。
親御さんや周囲の人々のバックアップの大切さが窺える研究結果です。

では具体的にどうすれば苦手意識を克服できるのかと言いえば、本書では不得意な科目を目の前にしてやる気が失われないように、過去にその科目で成功した経験を思い出してみることが推奨されています。

筆者もその通りと拍手したくらいですが、この効果は大きいと思っています。
「俺は今までこれだけやってきた!だからこそ絶対にできる!」と思って問題を解くか「いや〜無理でしょこの科目は、今までいい点数とったことねぇもん」と思って解くかで、解答中の発想力や問題解決力が変化してくると思っています。

実際筆者が受験勉強を行なっていた時も、苦手な科目の前では常に呪文のように「できる、できるんだ」と唱えていました。
すると、なんだか無意識のうちに「あれ?俺ってなんでたった1つの科目だけにこんなに苦戦してたんだ」と思えるようになってきたり。

皆さんも、例えば大学受験で「一問一答形式は得意だけれども論述形式が苦手!」や「そもそも、図形・資料・史料を使った問題が無理!」と思う時があると思いますが、その精神面が成績に与える負の影響をしっかりと考慮した上で、自分がその領域で良い結果を出したことを思い出す、もしないなら自分でそうできたときのことを想像してから勉強に取り組むと良いと思います!

今回のPart.2では、DaiGoさんの名著をもとに、勉強における身体性・コミュニケーション性・正の精神性について考察しました!

次回のPart.3もお楽しみに!

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。