『超効率勉強法 ~最短の時間で最大の成果を手に入れる~』DaiGo著 【書籍レビューPart.3】

今回はメンタリストDaiGoさんが書かれた『超効率勉強法』の書籍レビューを3回に分けて行います!

本日はPart.3です!

まだPart.1Part.2を読んでいないと言う方はぜひご覧になってから今回の記事を拝読されると、役に立つ勉強法を一層と網羅できると思います。↓↓↓

[Part.1] https://t.co/cY3r2KiJli?amp=1

[Part.2] 『超効率勉強法-最短の時間で最大の成果を手に-2.html

本書を読んで私が気になった勉強法を幾つかピックアップして紹介するとともに、それらを踏まえた考察を記していきます。

本書は、現在の教育界に伝承される昔ながらの勉強法を見直す機会になり、科学的裏付けに基づいた「正しい勉強テクニック」を紹介してくれています。
受験勉強や社会人として勉強に励まれている方にはとっておきの一冊ですので、ぜひ拝読して欲しいです!

Contents
1.オーバーラーニングを極めよう!
2.ワーキングメモリを鍛えよう!

本書が強調しているのは「アクティブラーニング」です。受動的な学習ではなく、人に教えるつもりで勉強をしたり、学んだ内容を使って独り言を言ってみたりすることで、自分が主体的に学んでいる!という感覚を持つことができ、より効率的に勉強することができるというのです。



1.オーバーラーニングを極めよう!

本書によると…

オーバーラーニングとは、既にマスターした技能を更に練習する手法です。

スポーツ並びに音楽の世界で代々伝承される上級者向け学習テクニックです。

一流のプロピアニストや空手家は、基本的な練習を何度も繰り返す傾向が高いのです。

近年、2017年に行われたブラウン大学の研究結果によると、集めた男女に特定の画像を記憶するトレーニングを実践して、2つのパターンで学習を行わせました。

①十分習得したと思ったら学習を止め、30分間休憩を挟んでから別のトレーニングを行うグループ
②十分習得したと思った後、さらに20~30分だけ同じ訓練を継続し、その後30分間休憩を挟んでから別のトレーニングを行うグループ

後者がオーバーラーニング実践者です。
結果は予想通り、後者は最初に学習した内容をよく記憶しており、2番目に学んだ内容も覚えていたのです。
前者は、2番目に学んだ内容のみ記憶していたが、1番目に学んだ内容をほとんど忘れてしまっていました。

私たちの脳は「もう大丈夫だ」と思ったところで敢えてその情報をさらに取り込むことによって脳が「定着モード」へと移行し、積極的に情報を頭に残そうとし始めるのです。
学んだ内容に満足して、すぐ次に移ってしまうと、最初に学んだ内容の記憶の定着が薄れてしまうというのです。

面倒くさいことですが「今は定着モードに入っているから、この時間は大切だ」と思いながら勉強をすると、この定着に必要なオーバーラーニングを肯定的に捉えることが可能になるのです。

筆者はまさに英単語でこの学習法を無意識に実践していました。
毎日コンスタントに英単語をウォーミングアップのように学ぶ習慣が身についているので、もう大丈夫かなと思った単語に日常的に何度も出会しているわけです。
よく英語の世界では、瞬間的に意味が想起できるまで単語を熟得するべきである!と言われていますが、上述のように反復練習をウォーミングアップ的に、且つ苦にならない程度の多さで行うことによって、記憶定着率は格段にUPすると思います。

過去に本田圭介選手がNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組で、「地味なトレーニングですね」と取材者に質問されたときに「一流の人はもっと地味なことをしていると思いますよ」といった趣旨の発言を為されていましたが、それがその象徴だと思います。意識的にしろ無意識的にしろ、一流の選手は一度学んだことを絶対に忘れないように努力を怠っていないのだと思います。
その積み重ねがないと、覚えたことを忘れるばかりで、自分の中に核となる技能が身に付かないのです。

チリも積もれば山となるとはこのことでしょう。



2.ワーキングメモリを鍛えよう!

本書によると…

最近「1万時間の法則」という長らく信じられてきたネタの元となる論文に不備が見つかり、事実世間で言われているよりも練習の影響力が低いことがわかってきたらしいのです。

ミシガン州立大学が公表した事実であり、研究チームは過去に行われた音楽やゲーム、勉強等の研究を集積して分析し、科学的信憑性が高い結論を導き出したのです。

特定の領域をマスターするために必要な要素のうち、練習の影響は約12%であり、残り88%は周辺環境や練習開始年齢等の本人の努力で動かし難い要因が関連していました。

この研究が示唆することは、練習に意味がないということではなく、個人の差は練習の分量だけでは弁解し切れないということです。生まれつきの天性、才能は厳然と存在すると。

しかし、後天的に学習の成果を高められる方法は取捨選択して2つあると本書では記されており、今回は1つ目のワーキングメモリについて紹介します。
2つ目のマインドセットについては、本書を手にとって学んでみてください。

これら双方は後天的トレーニングで能力を向上させやすい分野と言われており、この2つを伸長させることで地頭がいい!という状態に持っていくことが可能なのです。

今まで紹介した数個の学習法や、紹介していない本書のその他の学習法に加え、この地頭を型作る鍛錬を組み合わせれば、生まれつきの才能に相当する実力を身につけることも可能だと本書では書かれています。

では、そもそも今回紹介するワーキングメモリとは何かどうやって鍛えるのかをみていきます。

ワーキングメモリ ··· 短時間のみ頭の中で情報をコントロール可能な機能。この働きが勉強の成果に大きく影響を及ぼす。

私が気に入ったワーキングメモリを鍛える方法は以下の3つです。
①運動
②テレビゲーム
③楽器演奏

運動
運動については以前の投稿でも触れましたが、実はウォーキングだけでも脳は活性化されるのです。

イリノイ大学の研究報告によると、定期的なウォーキングの効果を確かめた実験で、被験者は1日40分のウォーキングを週3回ペースで続け、脳の変化をfMRIで確認したのですが、1年後、ウォーキングを継続した男女の脳の神経回路が増加し、デフォルトモードネットワーク(脳内で感情や記憶等の情報を接続するための回路)が強化されていたのです。この機能が向上すると認知能力が上昇し、未来計画やスケジューリング、マルチタスク等が上達するのです。

運動時間はまずは1回10分からでも十分で、慣れてきたら30~40分を基準に週3回ほどペースで実践していくと良いとのこと。

運動強度は、呼吸が軽く乱れる程度のスピードで行い、最大心拍数の50~60%を目指すべきとのこと。

要は1日40分で、週に3回を目標に頑張ろう!ということです。

テレビゲーム
昔からゲームはやめろ!頭が悪くなる!と言われて久しいですが、そんなことはないのです。

本書によると昨今の科学界において、ゲームは頭をよくさせるというメリットが注目され始めています。

現時点で最も信頼がおけるのはカタルーニャ大学が実施した研究で、その結論は端的に「テレビゲームは脳に良い」とのことです。

ストレス環境の中で集中力を持続させる能力が高まるので、テストが近々にある学生やプレゼンを控えたビジネスマンには超有用です。

中でも脳の力がアップしやすいのは

リアルタイムの判断を要求されるもの
謎解きの要素があるもの
3D空間を飛び回れるもの

です。

過去の実験で効果が立証されているのは、スーパーマリオ64、スタークラフト、リーグ・オブ・レジェンド、Dota 2などです。

上述したものは、脳の認知機能向上に役立つのです。

しかしながら、ゲームとはうまくできたもので、何かを達成するたびに報酬が与えられることによって人々の中毒性を誘発したり、外的刺激に反応しやすくなり、脳が報酬に対して弱くなってしまう懸念点が本書では記されています。

よって、確かにゲームには脳機能向上の側面がありますが、一日何分!というように時間設定を設けないと危険であるとも記されています。

ゲームは悪いもの!と固定観念を持たずに、ぜひ息抜きにやってみるといいかもしれませんね!

楽器演奏

ミュージシャンは総じて記憶力がいいとのこと。楽器の習得はワーキングメモリを発達させるのです。

パドヴァ大学が施行した研究によると「楽器学習期間が長い人ほど短期記憶の性能がよく、ワーキングメモリの性能も高い」ことが示されたのです。

ではなぜ楽器が脳に効果的なのかというと、音楽のトレーニングが根本としてマルチモーダル的だからなのです。

本書のレビューPart.1で紹介したチャンク化を無意識のうちに行い、楽譜に描かれた記号やメロディ、リズムの全てを同時進行で処理しているのです。

本書によると、学ぶ楽器はなんでも良いらしく、ギターでもピアノでもウクレレでも、ドラムでも良いのです。

最初から「ワーキングメモリを鍛えよう!」と音楽を始めるのではあまり面白くなさそうですが、音楽自体を楽しむことが一番のコツだそうです。

筆者も平井大さんに憧れてウクレレとギターの練習を昔からやっていましたが、記憶力は良い方です(笑)。
必ずしもそれが直接的要因かは定かではありませんが、歌詞を覚えたり、メロディを覚えるのは、勉強で単語を覚えるのと記憶という面では何ら変わりがないと思うので、それを生活の中で楽しみながら行えているのは一つのメリットかもしれませんね。


 

今回3回に分けて紹介した『超効率勉強法 最短の時間で最大の効果を手に入れる』DaiGo著の書評はどうだったでしょうか?

皆さんがこの記事を見て、少しでも勉強しよう!学ぼう!と思ってくだされば、それに越したことはありません。

まだPart.1とPart.2を読まれてない方は下記にありますのでぜひご覧ください!

次回からも続々と書評を行っていきますので、ぜひみなさんもこの記事を通して一緒に学んでいきましょう!

では、さらば!

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。