今週の教育キュレーション「Ten」 5/4〜5/10 2020

山田祥平のニュース羅針盤(266) オンライン教育、必要必死の環境整備

今、必要なのは閉じた空間だ。生徒と教職員だけ、場合によってはその保護者だけが参加できる閉域のネットワークだ。世界中の誰とでも自由にコミュニケーションができるインターネットの素晴らしさはここでは求められていない。(抜粋)

Miyabi’s comment:全てはトレードオフなので対応が必要に。

延びる急行 子供たちの「学校ロス」に懸念 教師の負担も

Miyabi’s comment:「学校に行けない」「早く収束してくれ」と言って自分にコントロールできない部分を無理に変えようとするより、今目の前でできることに全力で取り組むことが大切になると思います。教員の方々の焦りも勿論心配ですが、それ以上に子供達が不安だと思うので、寄り添う支援を

オンライン授業絶賛も、プリント渡すだけも疑問 【休校が長引くなか学校にできること(1)】

「授業の遅れを取り戻そう、このままでは再開されたあとも授業時間が足りない」と考えるあまり、教科書の内容を少しでも進めよう、というほうに目が行きがちではないか。子どもたちの好奇心や探究心を高める働きかけをすることが、疎かになっているのではないか。(抜粋)

Miyabi’s comment:妹尾さんの学校現場の対応に関する説明は体系立っていて極めて分かり易いのでぜひ。

④「自ら学ぶ力」、どうすれば育てられる? 自己調整学習の専門家に聞く

・「動機づけ」は自己効力感や「算数の成績を上げたい」という意欲。
・「学習方略」とは、効果的な学習をするための方法や工夫。
・「メタ認知」とは、自身を高い視点から見つめ直し、思考や認知を適切にコントロールする働き。

Miyabi’s Comment:自己調整学習、自分で順序立てて学習を分析し、フィードバックをしながら自立して学んでいく事に興味がある方はぜひ。

⑤教育は役立たずを量産してきたのか

教育は役立たずを量産してきたのか(Book Bang) - Yahoo!ニュース
令和にまで至るニッポンの教育の右往左往を研究者が解きほぐしてくれるのが『教育は何を評価してきたのか』。でも、この題を見てから、あとがきを読み終えるまで脳裏をよぎる顔また顔があって、それはこの国の政権 - Yahoo!ニュース(Book Bang)
Yahoo!ニュース
 

この新書の切り口は、教育の場で児童生徒学生が求められてきた能力・態度・資質という3点で、この観点からお偉いサンたちを眺めてみると、能力はなかったり無駄遣いしてたり、態度は真摯の対極にあって、資質は疑われるばかり。教育の失敗の実例集だもの。”(抜粋)

Miyabi’s Comment:この本は速攻「読みたい候補リスト」へGOです。

⑥教育格差に激怒する親も…!大手ほど遅れた「学習塾」のコロナ対応

4月上旬、大田区在住で5年生女児と3年生男児の子を持つ母親は学校側の対応のなさに戸惑っていた。
「子どもだけで学習に取り組むのはかなり難しく、低学年の息子については特にそう感じます」
(中略)
「体力低下も気になりますが、毎日家の中でダラダラになってしまうことが心配」
(抜粋)

Miyabi’s Comment:最近の教育界隈は妙に結果平等主義に偏重している気がする。自分だけかな。でも、ここで指摘されている「親の指導力によって格差が出る」は「教える先生によって格差が出る」と何が違うのか。それってもしかして、結果も平等にしようってことなのかな? 。。。でも親御さんに負担がかかっているのは事実だから、家庭にタスクを投げすぎず、教師も出来る事をするのが大切になる。塾がオンラインで質の劣る授業を展開し、それでも普段通りの満額を徴収するのは、やはり親にとっても子供にとっても負担が大きすぎる。しかし格差問題は難しい。私ももっと学ばなくては。

⑦コロナ休校でさらに開く“教育格差” データに基づく議論ができなければオンライン授業推進は失敗も?

有名私立校や大手学習塾が「オンライン授業」を続々と導入する中、文部科学省が公立校の取り組みについて調査したところ、「対面式のオンライン授業を導入する」と答えた自治体は、わずか5%にとどまることがわかった。”(抜粋)

Miyabi’s Comment本記事の「“教育格差”というのは、できる子・できない子が生まれるといった問題ではなく、出身階層(家庭の経済状況)や出身地域など、本人ではどうしようもない初期条件と教育の結果(学歴や職業・収入)が強く相関してしまっているという問題を指している」という話は先ほど述べた2個目の記事に繋がる。初期条件という表現が分かりやすいですね。今僕の大学で議論している「知識基盤型社会」についても地域間格差が非常に激しく、付いていけない地域も出てくる可能性がある。やはりトレードオフで、オンライン化による「格差」は否めないですね。結果、子供たちに「自分はコロナ後も学校に行くべき人間なのか、行かなくても学習できるのか」を見極めれる良い機会にはなりそうです。

⑧「100校あれば100通りの教育がある国」オランダ 日本が学べるものは?

「100校あれば100通りの教育がある国」オランダ 日本が学べるものは?(朝日新聞EduA) - Yahoo!ニュース
市民が自ら学校を設立でき、保護者はどこにいても、複数の学校から自分の子どもにふさわしい学校を選べる。それぞれの学校では、独自の教育方針・手法に従って、一人ひとりの子どもたちの個性と能力を育む。そんな - Yahoo!ニュース(朝日新聞EduA)
Yahoo!ニュース

市民が自ら学校を設立でき、保護者はどこにいても、複数の学校から自分の子どもにふさわしい学校を選べる。それぞれの学校では、独自の教育方針・手法に従って、一人ひとりの子どもたちの個性と能力を育む。そんな教育が行われている国がオランダです。
(中略)
オランダでは、19世紀の前半以来、私立校が公立校との平等を求めて、90年間にわたる長い政治論争が行われました。その結果、1917年の憲法改正で、「教育の自由」が保証されるようになりました。それは、教育理念、教育方法、学校設立の自由を保証するもので、以来、学校は、私立校でも公立校でも、設立者の理念に沿って教育方法を選べ、さらに、すべての学校が同じ教育費を国から受けられるようになったのです。およそ200人の生徒が入学することを証明できれば、市民団体でも学校を作れます(ただし、現行の法律では自治体ごとに150~350人程度の最低人数が決まっている)。しかも、校舎は、自治体が提供しなければならないことになっています。(抜粋)

Miyabi’s Comment:オランダの中等教育は、大学進学を目指す「大学進学準備中等教育(VWO)」、教師や会計士などの仕事に就く「高等専門学校進学準備中等教育(HAVO)」、農家や職人など技術的な仕事を目指す「中等職業訓練校進学準備中等教育(VMBO)」に進路が分岐するらしい。面白い記事です。

⑨教育現場で話題!子どもの学習意欲を上げる「UDデジタル教科書体」とは?

「UDデジタル教科書体」とは、ロービジョン(弱視)やディスレクシア(識字障がい)に配慮した、学校で文字を学ぶ子どもたちに向けて作られたUD(ユニバーサルデザイン)書体である。(抜粋)

Miyabi’s Comment:この教科書たいは、書体の開発企業として知名度の高いモリサワが2016年5月にリリースしたものですが、「身体性を拡張する」という観点は今後極めて肝要になります。昔の時代には目の悪い人は障害者として扱われていましたが、メガネの誕生によって普通の人になった訳です。それと同じ現象が様々な領域でも同時多発的に起きているということでしょう。ちなみに、今の子供達は「ゴシック体」や「丸みのある文字」が好きなのだそう。

⑩10万円の給付金で教育や文化・スポーツ、医療支援。ヤフーらが寄付プロジェクト

5月1日からスタートした、日本に住む人に一律10万円を給付する「特別定額給付金」。この給付金を資金支援を必要とする産業に寄付する「コロナ給付金寄付プロジェクト」が5月8日からスタートした。(抜粋)

Miyabi’s Comment:給付金の受給者は、寄付をしたいテーマ・分野を選んで寄付額を入力して、クレジットカード決済で寄付ができるそう。パブリックリソースが発行する寄付金受領証明書を活用することで、確定申告時に寄付金控除を受けられるとのこと。メンバーが熱い。


今後、毎週月曜日は気になる教育についての話題を取り上げていきます!

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。