Edu-Picks 6/12(Fri)

6/12(Fri) Edu-Picks ①理系教育 ②教育IT国合戦 ③活字の学び ④教育格差 ⑤情報格差


①理系に強い子の特徴は? 才能を伸ばすには? 科学才能教育学者・隅田学さんに聞く

理系に強い子の特徴は? 才能を伸ばすには? 科学才能教育学者・隅田学さんに聞く(朝日新聞EduA) - Yahoo!ニュース
AIやロボットによるイノベーションや小学校でのプログラミング教育の導入を受け、科学分野の教育が注目を浴びている昨今。子どもの理系の才能を伸ばしたいと思い、プログラミング教室や科学実験塾などに通わせて
Yahoo!ニュース

子どもが「理科が得意」といっても、理科全般が得意なのか、特定の分野や単元が得意なのか、実験観察が得意なのか、自由研究が得意なのか、あるいは、博物館など学校外の教育施設で強い興味や高い能力を発揮するのかなどさまざまです。また、幼い頃は理科嫌いでも、年齢が上がるにつれて好きになる子もいますし、早期の成功体験が足枷となって伸び悩む子もいるでしょう。
その意味で、まだ経験や知識が限られている小学生の段階で理系分野における興味関心が薄くても、才能がないと決めつける必要はありません。日本では目立たなかった子どもが、外国では才能児と認定されることも(またその逆も)十分考えられますから。

Comment:STEAM教育・才能教育・ICT教育を再考するうえで有用な記事です。「親が科学分野に苦手意識を持っていて、子どもの知識量に圧倒されるケースもあります。その場合、親はどんなスタンスで子どもに関わればいいでしょうか?」という質問に対して「子どもの話にしっかりと耳を傾けることでしょう。そういう子どもは話し相手、議論できる人を欲しています。子どもが興味を持ったイベントや博物館に連れていくなど、学びのネットワークを拡げる機会を作るだけでも立派な支援となります。」という回答がありましたが、私もこの事を実感していました。寄り添う気持ちが親御さんにないと、子どもは「自分のやっている事は社会的に評価されないのかな」と考えてしまう危険があります。なので、子どもの方が親の知識量を一部の分野において上回っている場合でも、まず「寄り添う姿勢」を見せていく事が重要になります。一方で、虚心坦懐に物事に取り組むが故に、予期せぬネットトラブルに巻き込まれる蓋然性もあるので、その辺りには細心の注意が必須となります。

 

②予算4000億円めぐり激化するグーグル vs.マイクロソフトの「教育IT国取り合戦」【勢力図編】

注目したいのは、1人1台のデバイスという派手なニュースも大事なのだが、その裏でグーグル、マイクロソフトという2大クラウド事業者による、教育クラウドサービスの覇権を巡る激しい争いが起きているという事実だ。グーグルは「Classroom」、マイクロソフトは「Teams」というコラボレーションツールを武器にして、一種の「青田買い」とも言える生徒へのID発行競争を繰り広げている。

Comment:Apple×App Store、Google×Google Play Storeの様な紐帯性を創り出せるか否かが重要ファクターです。大切なのは、記事ではクラウドを変調すべきであると指摘されていますが、私は双方を巧妙な仕組みにより連結させる事だと考えています。加えて、教職員の人事異動や転校生徒のデータ引き継ぎ作業面も考慮し、地域的な統一性を担保する事が教育委員会には要求されます。

 

③「活字の学びを考える懇談会」発足、有識者らが学校教育での重要性訴える

学校教育における活字文化の重要性を訴える「活字の学びを考える懇談会」の第1回会合が11日、東京・永田町の衆院第2議員会館で開かれた。趣旨に賛同して委員に就任した有識者や日本新聞協会、日本書籍出版協会、超党派の国会議員連盟の代表らが出席し、電子メディアと印刷メディアのバランスの取れた学校教育の実現を求めるアピールを発表した。

Comment:「若年層の活字離れが深刻な問題化している」という主張を時々目にしますが、私も一部賛成で、実際的な意思疎通を「文字無し」で行える状況まで科学技術が進歩しない限り、どこまで行ってもコミュニケーションは文字介在型になるので、若年層で文字に親近性がない人達は「好きなニュース記事」や「好きな本」だけを読むという戦略でも十分なので、まずは活字に触れていきましょう。言葉を知ると、本当に世界が広がりますから。

 

④休校で6割が教育格差を感じる 68%が部活の大会開催を求める/日本財団18歳意識調査「学校教育と9月入学」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校の長期化を受け、5月下旬、日本財団(会長:笹川陽平)は「学校教育と9月入学」をテーマに26回目の18歳意識調査を実施しました。この結果、休校でもっとも困ったことのトップは学業37.4%、続いて友達とのコミュニケーション20.3%、受験や進学・就職17.8%の順でした。

Comment:優良記事です。数値図表だけでなく、具体的な現場の声も列挙されているので現場感が把握しやすい。その中で私は、教育格差是正の為に「オンライン授業を活発化させる」と回答した数が50%以上なのは当然だと思いましたが、意外にも「長期休暇を利用する」と答えた層が39%もいる事実は驚愕でしたね。普通学生は遊びたい人達だと考えがちですが、昔程皆は遊びたくない傾向にあるのです。自身の経験値だけを基に物事を判断すると必ずや齟齬が生じます。現代はVUCA化時代なので、過去の経験が一瞬にして「無価値化」する事も珍しくはないのです。

 

⑤新型コロナが教育システムを変え、「情報格差」を増加させる

現状からオンライン教育の可能性を追求した人たちは、間違いなくその利便性を評価したはずです。例えば、宿題の確認は遠隔で行う方がより簡単です。こんな風にオンライン教育の原理は対面授業で導入されていき、また、教授法もいっそう擬人化されていくでしょう。オンライン教育とこれまでのような対面形式の統一は、この数年のうちに混在したフォーマットとして学習で実践され、より普遍化されるでしょう」

Comment:オンライン・オフライン混在型教育システムの構築は急務です。しかしながら、デバイス整備が大きな課題となるので、今現時点ですべき事は、分散登校によって学習可能な生徒については随時登校許可を与え、自宅学習の方が捗る生徒はそのまま学習させる事で教員の負担を減少させつつ、浮いた人件費や浮いた出費をICT整備へと傾斜的に分配する事です。

(執筆:京坂 雅)

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。