Edu-Picks 6/14/(Sun)


①「新しい生活様式」における教育現場で「20人学級」は実現へ向かうのか

「感染症対策とゆとりある豊かな教育のための少人数学級制の導入を」というタイトルがつけられている提言は、「はじめに」で次のように述べている。「緊急的臨時的に実施した『分散登校』の経験から、少人数となった教室で学び、教えることの教育効果を改めて認識し、恒常的な少人数学級制度実施への期待の声がかつてなく高まっています」

Comment:『これだけの人数(少人数教室で、生徒に対応出来るだけの教員)を急に集めるといっても無理な話である。「提言」は、15年の時間をかけて段階的に学級上限人数を減らしていき、同時に教員養成と教室を確保しながら、計画的に20人学級を実現していくとしている。』と詳述されていますが、教育が実際的な変容を果たすのは本当にこの程度の年月が必要なのか、確かに組織体質として俊敏な変化が可能な訳ではないけれども、ICT・DX化による加速的な変革も可能になる部分は多々あると思います。その為の手法や情報は既に過去のキュレーションで多数取り扱ってきました。後、本記事で記載されている「首相をはじめとする政治家は「教育は大事だ」と機会あるごとに口にするし、政党も与野党を問わず、教育を再重点課題と位置づけている。それにも関わらず、教育にカネをかけることには、誰もが消極的だ。むしろ、教育予算の削減に熱心なようにすら見える。」は共感です。

②公立校とインター校「ネット教育格差」の背景

私の子どもが通うインターナショナルスクールも、ほかの公立校などと同じように2月末から休校になりました。ただし、休校になったのは最初の2日間だけです。その2日も、リモート学習の準備をするための休校であり、3日目にはすでにリモートで授業を再開していました。

Comment:これはデビット・ベネット(Lenovo社長)が寄稿した文章で、国際的学校機関の柔軟性には本当に驚きです。そして、記事中から抜粋した下記文章が、インターナショナルスクールと日本型学校教育の本源的差異を表象化しています。
『この中学生以降の「教える」の概念が日本とかなり違うところで、生徒は先生に反論することを奨励されます。先生の説明に対し懐疑的な目を持ち、反論を試みる。当然そのためには問題の本質について考える必要があり、先生が困るような質問はいい質問というわけです。』

③学校に無料提供 コロナ禍の教育の質を高める、生徒の特性を測る検査

塾、学校、大学向けの教育支援サービスを運営する株式会社トワールは、児童/生徒の思考力・性格の特性などを科学的に測定し、個々に最適な指導方法を提案する「NOCC教育検査」を、2020年6月15日から2020年12月31日まで、国内の学校(小・中・高校)を対象に無料で提供いたします。

Comment:トワールさんは先進的で良い取り組みが多い。親子の関係性を統計でデータ化・定量化し、可視化した状態で最良な関係性を維持していくという観点は目新しく、昨今の事物定量化の潮流に則った素晴らしいシステムですね。

④ソニー・グローバルエデュケーションとZ会、KOOVでプログラミング通信教育講座

ソニー・グローバルエデュケーションとZ会はプログラミングロボット学習キットとSTEAM教育理論を融合させたプログラミングの通信学習講座「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション」を共同開発し、6月11日より申込受付を開始した。

Comment:新開発のオリジナルテキスト「みらいワーク」では、コーディングの知識習得のみならず「多様性・不確実性を受け入れるしなやかな姿勢」や「主体的に創造する力」を身につけることが目的とされているので、包括的なSTEAM教育の実践を可能にするツールとなりそうです。後援企業然り、サービスの概観然り、かなりオススメ。

⑤新型コロナ 教育現場の負担を軽減 保護者ら学校消毒ボランティア 放課後、机や椅子、ロッカーなど / 神奈川

新型コロナウイルス感染予防のため、子どもの保護者や地域の住民たちが学校の消毒を手伝うボランティア活動が広がっている。ただでさえ忙しい学校の先生は、校内の消毒や朝の健康チェック、普段なら子どもたちがする給食の配膳やトイレ掃除なども学校によっては任されている。そうした教育現場の負担を少しでも減らそうという支え合いの取り組みだ。

Comment:素晴らしすぎる。ここ最近の教育界で最も温厚的なニュース。日頃から、コミュニティスクールを模範として、学校と保護者やその他関係者達の地域的な連携性を確保していけるか否かが、不足の自体が表出した際いかに敏捷的に対応出来るかを左右します。いやぁ本当に素晴らしいです。

(執筆:京坂 雅)

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。