今週の教育キュレーション 5/25(月)〜5/31(日) 2020

①手洗いの大切さ、科学的にも理解…学校に求められる「感染症教育」

新型コロナウイルスの流行は、感染症に関する日頃からの教育の重要性を再認識させた。日本学術会議は昨春、国民が感染症について十分な知識を持っていないと指摘、小中高校段階での学習の充実を提言している

Comment:第2波・第3波が押し寄せてくる蓋然性は極めて高いので、子供達一人一人の適切な手洗い作業が必要になります。ただ、今回の緊急事態宣言発出の良かった点は「日本人は政府の宣言をしっかりと遂行出来る」と示せた事だったと感じます。その事実が何に繋がるかと言えば、次またCovid-19の波及が起きても、すぐさま国民全体で迅速な対応が可能だというfactです。この体験は無駄にはならない。

 

⑤「教育界のならず者」が作るどんな子も学べる学校 宮澤保夫<現代の肖像>

「教育界のならず者」が作るどんな子も学べる学校 宮澤保夫<現代の肖像>
不登校だったり、学習障害だったり、プロを目指すアスリートだったり、学びたいのに、事情があって学べない子どもがいる。どんな子も学べる学校を作るために、宮澤保夫さん...
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不登校だったり、学習障害だったり、プロを目指すアスリートだったり、学びたいのに、事情があって学べない子どもがいる。どんな子も学べる学校を作るために、宮澤保夫さんは奔走してきた。

Comment:素晴らしい。この記事から転化して頭に浮かんできた事として、今後の学校は「タブレットとコーチ、更に自習室と議論場を用意して、放っておく」が一番良いと感じました。野放しにされた末っ子が成功しやすいのは世の常なのかも知れない。

 

③「9月入学」は教育グローバル化のチャンス そもそも日本が「4月入学」になった理由とは?

しばらく中国への留学生数が減ることが予想されますから、日本が受け入れ体制を整えることで、留学生を大きく増やすことができます。日本への留学を希望する若者は世界中にたくさんいます。筆者が運営するアメリカの塾にも日本の大学進学を希望する生徒が毎年いますが、受験や入学の時期がアメリカと異なるため断念するケースが多くありました。

Comment:語られている内容は至極真っ当だと思います。しかしながら、やっぱり今議論すべきではないでしょう。グローバル化の進展を後押しする事は確かにその通りなのですが、結果的に現時点から振り切って一斉変更するのというのは、いつ第2波・第3波が来るか予測出来ない中で、現場の教員や学生の負担を考えれば、極めて難しい判断だと思います。

 

④小中学校「オンライン教育格差」が招く真の問題

5月11日、都内公立小学校は自宅学習でやってほしい課題と取り組み方のガイドラインとなる時間割を配布した。まだ授業を受けたことのない小学校1年生の娘を持つ森田亜矢子氏はこれらを見て違和感を覚えたという。新1年生には読めない漢字まじりの配布物は明らかに保護者に向けて作られたものだったからで、それはつまり、保護者が学校に代わり、子どもを指導せよということと思えた。
だが、親に丸投げされてもそもそも学ぶことの意味、教科の違いすらわかっていない子どもにどうやって教えればいいか、親にはわからない。仕事との兼ね合や、時間的問題もある。

Comment:学校教育関係者の方々は、本記事にも記載されている4つのチェックポイント、①朝会、授業などで先生、友達と時間を共有できるようになっているか、②オンライン上で勉強できる教材が用意されているか、③課題を提出、添削、フィードバックする仕組みがあるか、④先生との個別のコミュニケーションが取れているか、は早急にチェックしましょう!
もう一つ、この記事で指摘されている重要なポイントとして「学校は今まで大規模生徒・学生アンケートをやってきたのか?」ということがあります。一学校や一地域だけでなく、現場の意見を汲み取っていれば、一層と柔軟的な組織に慣れていた可能性があったんです。

 

⑤9月入学の議論やICT教育の導入が加速。教育のグローバル化など大きな制度転換をどう受け止める?

一部の学校では、オンラインでの学習が実施されましたが、現時点で全ての家庭にパソコンやタブレットが普及しているわけではなく、不公平感が否めません。
プログラミング教育や英語教育の必修化を進めてきた文部科学省は、この現状を踏まえ、2023年までに公立校の小中学生に1人1台のタブレットを配布すると発表しています。

Comment:ずっと感じているのは「9月入学をして時期的な調整をしたところで、実際海外に通用するような教育を日本は行っているの?」という疑問。難しいのは重々承知だけれども、小手先の変更で全体が変容すると考えるのは少し稚拙ではないだろうか。教育時期より教育内容にフォーカスすべきだと思う。

 

⑥中田敦彦、小島よしおが「教育系YouTuber」として人気のワケ

「教育系YouTuber」としての地位を確立したのがオリエンタルラジオの中田敦彦だ。昨年2月に登録した「中田敦彦のYouTube大学」の登録者数は237万人。日本史、世界史、政治、経済、文学、芸術、科学、時事ネタと扱うテーマは多岐にわたり、得意の話術で分かりやすい解説に視聴者は引き込まれる。30~40代の年齢層を中心に絶大な支持を集め、「知識を詰め込む受験勉強と違ってストーリーを教えてくれるから凄(すご)く面白い」「高校生の子供に教えたらハマっています。親子の会話も増えました」 と評価する声が多い。

Comment:学びの導入段階では「理解する」より「面白い」が重要です。順番は①面白い→②もっと調べたい→③色々知る→④その分野が好きになる→⑤理解して、分野の研究を楽しむ、です。その点、お笑い芸人さんは「導入点」で群を抜いて強いと言えるでしょう。

 

⑦Windowsが圧倒的? 課題はネットワーク? ICT教育の現状と課題、先端事例

例えば、6年生は毎日「朝の会」の代わりに授業支援ツール「schoolTakt」を使った「朝ノート」と呼ばれる活動を行っている。これは、生徒全員が自分の端末(PC)から“朝のひと言”を入力するもので、書き込まれたひと言はその場でお互いに読み合い、先生も全員の声に目を通して全体に声かけをする。朝ノート活動によって、同級生がお互いのことをより理解できるようになり、クラスの雰囲気もよくなったという。

Comment:”PBLは直訳すると「問題解決型学習」という意味。児童・生徒が自分で問題を発見し、解決する能力を養う教育法で、新しい学習指導要領でも重視されている「アクティブラーニング」の手法の1つだ。” は直訳になっていない問題がありますが、それは置いといて、この記事に登場する立命館小学校、聖望学園の施策は素晴らしいと思います。ただ、折角ICT利用を推進しているので、正解か不正解かの問題ではなく、調べながら学ぶ形式に変えた方が良いかもしれません。

 

⑧9月入学は先送りでも、教育問題の先送りはできない

9月入学のメリット、デメリットについては、既にいろいろなところで整理されているので、ここでは繰り返さない。だが、注意したいのは、9月入学の導入が先送りになったからといって、先送りできない問題がまだまだ山積みだということだ。
むしろ、9月入学の検討に関係者、政治家、文科省をはじめとする官僚、専門家等の労力と時間がとられて、重要な問題を前に進める時間がロスしてしてしまった。

Comment:本記事に登場する問題点を精査した図表が非常に分かりやすいのでぜひご覧ください。文科省が編成した第二次補正予算案に関してもそうですが、結果的にST比がすごく上昇しているわけではないので注意が必要。10人に1人の割合しか増員されていない状況です。

 

⑨eスポーツで教育を 部活動促進、エビデンス取得に取り組む「eスポーツ超学校」誕生

eスポーツで教育を 部活動促進、エビデンス取得に取り組む「eスポーツ超学校」誕生(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
 日本eスポーツ連合(JeSU)と、IT教育の推進に取り組む超教育協会が、「eスポーツ超学校」の設置を発表しました。この取り組みを通じて、選手をはじめとする人材育成と、eスポーツの授業への採用や部活
Yahoo!ニュース

日本eスポーツ連合(JeSU)と、IT教育の推進に取り組む超教育協会が、「eスポーツ超学校」の設置を発表しました。この取り組みを通じて、選手をはじめとする人材育成と、eスポーツの授業への採用や部活動を促進すると述べています。

Comment:またまた面白い企画が誕生しましたね。素晴らしい。次世代型の学びを体現するネット完結型通信制高校に追随する面白い試みです。N高等学校には敵対的なライバルがいないので、完全に学校法人化することでより一層激化したネット通信制業界が見れるかも。それによって各学校の教育水準も上がりますからね。

 

⑩休校中の「大量の宿題が大変です」をどう考えるか【#コロナとどう暮らす】

実は、海外の学術的な研究を見ても、保護者の関わりは、学習効果上マイナスに働くケースも見られること、また、子どもの年齢が若いほど、宿題の効果は小さくなる傾向があることなどを示すものもあります。

Comment:もし今あなたが教師で、宿題が将来的に与える子供への影響を精査し、宿題を出すべきかの真贋を問おうと感じているのであれば、その前に、この記事を読みましょう。非常に分かりやすい示唆です。

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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。