Weekly Edu 8/10(Mon)〜8/16(Sun) 〜教育の最前線を知ろう〜

① 急増する「英語の発音だけいい人」が抱える難点

前述の浪人生も社会人も、英文法という「理論」をしっかりとインプットした瞬間に、劇的な成長をすることが多々あるのです。この理論の積みあがる前提こそが「品詞と文型」の理解です。もしこの理解が、英語学習の比較的初期の段階で緩やかにでも導入されていたら、彼らの未来は違ったものになっていたかもしれません。

Comment:筆者の河合塾英語講師 守屋先生が英語学習に於ける直感重視型と理論重視型の差分と、双方のメリット・デメリットを並列的に術している記事です。言語獲得能力は、幼少期と青年期、その後の壮年期、中年期、高齢期、老齢期の中で全くと言って良いほど多分な相違が生じます。幼少期は直感的で「多分に英語に接触し、リスニング・スピーキングの音重視」が理論的ですが、青年期以降に突入した段階で「文法的理論」や「発音理論」、「音素」等々のセオリー的要素の重要性が増長します。年齢の上昇に付随して生ずる「思考の固定性」という漸次的に顕在化する問題をパスする手段としても「英語の言語的・理論的枠組み」が枢要になります。従って、一概に本記事の筆者が指摘する様に「理論学習が全ての基礎」ではないと思いますが、学習者の属性・特質等によって適切な学習方法を外部的に提案してあげることが肝要になると考えます。然りとて、早期段階から理屈を理解出来るに越したことはないので、本書で「“感覚と理屈の中間”のアプローチ」と指摘される様、是非小学校段階でも直感と理論の双方融和的な教育政策を施して頂きたい所です。比率・割合は追って。

② 全校最下位から東大に入学…日本“勉強の神”「本の表紙を丹念に読もう」

全校最下位から東大に入学…日本“勉強の神”「本の表紙を丹念に読もう」(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
「読書は『装丁読み』で始める。目的地と出発地を明確にすれば成功的な読書ができる」日本で「東大勉強法」として人気を呼んでいるベストセラー『超カンタンなのにあっという間に覚えられる! 現役東大生が教
Yahoo!ニュース

西岡さんは「東大生に勉強法を聞くと、皆同じように話すのが『能動的読書』」とし「どのような本を読んでも、知識習得(受動的読書)に終わらないで、まるで本と真剣討論するように能動的読書をする」と話した。

Comment:東大生西岡さんの学習スタイルと略歴の概観に関する記事です。西岡さんの学習スタイルは東大に2度落ちて挫折した「人にはない」極めて貴重な経験から抽出・獲得されている様式なので、彼の人生と追体験し、その学習ステップを数千円の著作物で踏襲可能な状況は、有り難いとしか言いようがありません。僕も彼の著作を拝読させて頂いたことがありますが、文章・用語も平易的で理解し易い構成となっており、これだから現役中高生に絶大な人気を誇るのかと感服致しました。本記事だけも有用なので是非。

③ 学年式 AI×アダプティブラーニング「すらら」、マニラ日本人学校に導入

すららネットは11日、同社が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」が、在フィリピン日本国大使館附属マニラ日本人学校で導入されたと発表した。

Comment:すららネット発の「すらら」実証開始に関する報告記事です。漸進的導入にならざるを得ませんが、将来的なアダプティブ絵ラーニングの現場実践として、AI × アダプティブラーニング教材「すらら」を導入することは極めて有用です。教育データの蓄積とその将来に於ける社会経済的影響度合いの算出は多大な時間を要します。然りとて、卓上の議論ではなく、本教材の様な実証実験の出来る数多のAI教材を積極的に各都道府県学校が導入することで、その統計データ集積に於けるスピード感や分析的正確性は加増するでしょう。動かないと始まらないので、試作的プロトタイプでもどこかで「社会実装」すべきですね。

④ 読書感想文のコツ!本の選び方から書き方まで【小学校3~6年生向け】

毎年、全国学校図書館協議会による青少年読書感想文全国コンクールが行われており、課題図書が選定されています。こちらは、以下のような基準をもとに選定されています。

Comment:題名同様、小学校3年生〜6年生を対象に、読書感想文の完徹に関して体系的理解を促進するかなりの良記事です。具体的読書ステップや、年齢別に異なる推薦と初等の分類が明確に示され、非観念的で本質的な部分に踏み込んでいます。読書法に疑問を持つ親御さんには激奨!!!
僕自身は、本記事の議題をより巨視的に捉えた場合、今後は「読書感想文」の他に、自由研究をより一段と多元的に、自由に発展させた「食事感想文」や「コンビニ感想文」等々、既成概念・固定観念に束縛されない多彩な研究対象が表出すると思っています。研究対象や専門分野は、「経済学」や「経営学」等の既存学問に順応していく形態ではなく、慶應義塾大学SFCに『心のオシャレ学』という講義が実存する様、各々の詳細的興味関心まで抽出された学問分野を「独自に」形成することの方が、激変する社会環境に於いては、他者差別化な的観点に於いて有益・有用であると考えているからです。今後、ニッチで独自性のある分野を開拓することは、自分自身の将来や未来を開拓する行為に等しくなっていくのではないでしょうか。

⑤ オンライン授業が始まった!親ができるサポートは?大切なのは「適度な距離感」

保護者としてしっかり環境整備をしてあげるとともに、子ども自身の学びの意欲を高めてあげられるよう、適度な距離を保ちながらサポートできるといいですね。

Comment:オンライン授業が常態化する現代社会において、自子とどの様に接するべきかを解いたベネッセの記事です。オンライン授業の様子はリアル日空間とは異なり、基本的に学習者の主体性や自発性、内発性が如実に露見されます。つまり、学習者本人の本源的学習意欲が向上しない限り、持続的な自発的行動を促進することは不可能に近いのです。従って、親御さんが過剰に子供の自発性を阻害する様な「〜しなさい!」という強制的教育を継続する事は、黄色信号、否、赤信号だと言えるでしょう。

⑥ 日本がグーグルやアマゾンを生み出せない真因

 スイスにルーツを持ち世界的にビジネススクールを展開するIMD(International Institute for Management Development)の世界競争力ランキングによると、日本のランキングは平成元年(1989年)には世界1位でしたが、平成31年(2019年)には30位まで落ちました。判断基準となる項目別では、日本は「ビジネスの効率性」が低く、ビッグデータの活用や分析、国際経験、起業家精神は63ヵ国中最位でした。

Comment:本来なら、近代以降に製造業型工場モデルから迅速に変質すべきであった日本社会が、過去の成功体験に引きずられ、現在に至る負の遺産を継承してきた痕跡、その副次的悪弊が記されている、APU(立命館アジア太平洋大学) 出口治明学長の記事です。出口学長が普段から高唱される「数字・ファクト・ロジック」が多用され、洗練された記事。各国比較に鑑みた際の日本的経営の形骸化問題、或いは多元的人種統合に対する日本独特の遅れ等々、指摘点は多々ありますが、非常に明確に今後の指針を打ち出す姿はさすがです。大学関係者、現役大学生、親御さんは、学習と自己、現在と将来的なトピックを考える際に必読の内容です。

⑦【感染予防・学力向上・教員の働き方改革】何のための「少人数学級」かを本気で議論すべき

 世論を味方にして、文科省は少人数学級の導入を推し進めてくるだろう。ただし、その目的が「学力の向上」だけにされてしまっていいのだろうか。学力向上がさらに目的化されれば、それに向かって教員はさらに突き進むことを強要されることになる。
 少人数学級は絶対に必要なことだが、それは子どもの成長のために必要なのであり、ただテストの成績を上げるために必要なのではない。

Comment:教員多忙化問題に於いて優先的採用すべき手法は基本的に「役割分担の明確化」になると思います。役割分担論をより一層強調し、教職員各々のの負担を低減しつつ、パワーバランスを調整する事でしか、本問題の本源的解決には帰着しないと思います。私見としては、従来型の教職員のみに多大な業務を強制的に付与する学校文化が変容し、メンタリング専門者や宿題作成専門家等が台頭すれば、雇用創出の素晴らしい機会となりますし、宿題作成専門家等に関しては、ネット上で資格取得を可能とし、世帯収入等の因子に関係なく就業出来る職業として全面的に押し出しても良いと思います。

⑧ 子ども、集中でき宿題進む 市民団体、オンラインで自主学習会

進行役として、子どもの未来を育む会の関係者が1人、必ず参加するスタイル。日曜朝7時からの試行時は毎回7~8人が「入室」。保護者からは「『宿題しなさい』と、親子げんかにならずに済んだ」「親も自分の時間がつくれたり、下の子を見ていられたりするので助かる」などの反応があったという。

Comment:今後は「親御さんの負担軽減を第一に掲げた教育系企業」が勃興してくる事間違いなしです。正直言うと、親御さんは教員並みに「繁忙化」「多忙化」していますが、教育界ではそこまで着眼点を当てられていない問題として現存しています。この不満、不利益を憂慮した新規サービスをLearners Highでも創り上げて行きたいところです。

⑨ 小学校教諭が強制わいせつ容疑で逮捕

小学校教諭が強制わいせつ容疑で逮捕(UX新潟テレビ21) - Yahoo!ニュース
強制わいせつの疑いで逮捕されたのは柏崎市立比角小学校の教諭、藍澤晋容疑者(44)です。警察によりますと藍澤容疑者は7月上旬に中越地方の公共施設で小学生の女子児童にわいせつな行為をした疑いが持たれてい
Yahoo!ニュース

強制わいせつの疑いで逮捕されたのは柏崎市立比角小学校の教諭、藍澤晋容疑者(44)です。警察によりますと藍澤容疑者は7月上旬に中越地方の公共施設で小学生の女子児童にわいせつな行為をした疑いが持たれています。

Comment:恋愛リアリティショーの様に身体的密接性が上昇すればする程、人間的な魅力を感じて行き、終いに手を出す傾向は、歴史的に自明過ぎる事実です。にも拘らず、この様な事態が連続的に(いじめ問題等と並行して)発生する現状の教育界は本当に如何なものか。恐らく原因は「教育実習生の実践時間数の少なさ」だと予測しています。現場感を知らない教職実習生が2週間実習期間のみで本来の教職的役割を理解し切れる訳が無いと思いませんか。

⑩ リカレント教育サービス5選 おうち時間で自己研磨

新型コロナウイルスが猛威を奮うなか、おうち時間を有意義に使うためにもリカレント教育に関心を寄せるビジネスパーソンも多いのではなかろうか。

今回、同記事ではリカレント教育として利用できるサービスを紹介する。

・JMOOC
・Schoo
・グロービズ学び放題
・仕事旅行の自由研修
・gacco

Comment:学習者主体の時代に突入し、リカレント学習(社会人になっても学習を続ける事)の重要性は極めて高騰しています。その際の「学べるツール」が、具現的に特色別で詳説されている記事。JMOOCとSchoo、グロービス学び放題は私みやびも体験済みですが、動画はストップ機能と逆戻り機能が素晴らしく、従来のリアル対面による「流れる授業」とは異なり、個別最適化が可能なアダプティブラーニングが実現されています。グロービス学び放題、Schooでは現役・元スポーツ選手や日常的に触れ合う機会の多い芸能人等も参与している為、導入点として特にお勧めです。現在では殆どのサービスに「無料体験期間 = お試し期間、試食、つまみ食い」が付帯しているので、ちょこっと気軽に利用してその相対的価値を比較検討していけば良いと思います。

(執筆:みやび @miyabi_media)

 
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miyabi_kyosaka
教育実践キュレーター。慶應義塾大学在学中。NPO法人日本教育再興連盟ROJE所属。読売新聞学生記者。日本若者協議会所属。某 AO入試専門塾講師。N高等学校出身。|「未来は予測するのものではなく、この手で創る」をモットーに圧倒的行動で教育を一新しようと、教育ジャーナリズムの活動をしております。